後編ではより実用的な説明をしていく。
augコードと一緒に使うと進行に独特な雰囲気を与えることができる。
ひとつのキーに内包されるaugコードは以下になる。
① Vaug (V7の代理)
② Iaug (I7の代理)
③ IIIaug (Iaug ♭VIaugと同じ構成音)
④ ♭VIaug (Iaug、IIIaug同じ構成音)
以下、定番のコード進行に組み込むこのともできる。
———カノン進行———
イントロ&サビ
| I | III7 III7/♯V | VIm7 | Vm7 Iaug/#IV | IVM7 |
※Ⅳに解決するI7の代理としてIaug♭/Vを使っている。
———王道進行———
3:15〜
IVM7→Ⅵ♭aug→IIIm7→ VIm7
※IVmM7の根音省略となり下行モーションに使える
イントロ
| ⅣM7 Ⅵ♭aug/Ⅶ♭ | Ⅲm7 Ⅵ7 |
※上記の下降モーションを分数augに変更
王道進行のVの代理としてⅥ♭aug/Ⅶ♭を使用しているとも考えられる
Aメロ
| Ⅱm7 Ⅳ/Ⅴ | Ⅲm7 Ⅵ7(b9) Ⅵaug/Ⅱ# |
※ⅣM7の代理Ⅱm7から始めるアレンジ
Ⅵaug/Ⅱ#循環するⅡm7へのセカンダリードミナント
———マグノリア進行———
※I→I7→Ⅳ→Ⅳm ( I→I7/Ⅶ♭→Ⅳ/Ⅵ→Ⅳm/Ⅵ♭)
サビ頭
Ⅰ→Iaug/Ⅳ#→ⅣM7→Ⅵ♭aug/Ⅶ♭→Ⅲm
※Ⅰ→I7→ⅣM7→ⅣmM7→Ⅲmをaug化
———丸サ進行———
| ⅣM7 ♭Ⅶ7 | Ⅵm7 #Ⅳm7-5 |
| Ⅱm7 Ⅲ7 | Ⅵm7 ⅥM7 Ⅵ7 Iaug/#Ⅳ |
※Ⅳ→Ⅲ→Ⅵをアレンジ:循環するⅣM7へのセカンダリードミナント
Ⅴ→Ⅵ♭aug→Ⅶ♭→Ⅰ
※マイナーキーⅥ♭の代理
———クリシェ———
1. 下降クリシェに組み込む
サビ頭
Ⅰ→Ⅶaug→Vm/Ⅶ♭→Ⅵ7→Ⅱm
※通常ⅠM7をaugに置き換える
2. 上昇クリシェの流れと組み合わせる
サビ頭
Ⅰ→Ⅰaug/♭Ⅶ→ⅣM9→bⅦ9
※通常Ⅰaugを分数augに置き換える
出典
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