【コード進行】Blackadder Chordについて

 Blackadder Chordは、YouTubeチャンネルOngaku Conceptを運営するJoshua Taipaleが名付け親になる。彼は、日本のアニソンなどにある特徴的な響きがあることを発見し、Blackadder Chordと名付けた。


具体的には、ドミナントコードをAug(+5)してベースをトニックの半音上したVaug/♭Ⅱのコードである。使い方は、主に以下の3種類がある。

1.ドミナントの代理コード

Vaug/♭Ⅱは、ドミナントコードと同様に不安定な響のため、V→Vaug/♭Ⅱ→Ⅰなどの進行でドミナントコードの代理として使うことができる。


2.セカンダリードミナントの代理

藤井風の楽曲では、Ⅳに解決するⅠ7の代理としてⅠaug♭/Vを使っている。


3.全てホールトーン内のコードを使う

ホールトーンスケールのモーダルインターチェンジと考えることで、ホールトーンスケール内の全てのaugコードを使うことができる。※以下動画7:28


個人的に裏コードをaug(Ⅱ♭augまたは、Ⅱ♭aug/V)にしてもいけるのでは?と思ったら同じことを考えている人がいたので、以下に載せておく(20:52)。様々な派生形が説明されているので、参考にしてほしい。

ブラックアダーコードの派生形

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