【2020'S JPOP】 Ado - うっせぇわ 楽曲分析

 


Key Bm (Key D)

イントロ
| Bm | Bm | Bm | Bm F#/A# |
| Bm Bdim/F | Em Dm | x2

Aメロ
| Bm Bdim/F | Em Dm | x4

4小説目のF#/A#は、ハーモニックマイナースケールの5度のダイアトニックコードを分数コードにしたものになる。このハーモニックマイナースケールは、メタルのネオクラシカルやジャズでよく使われ前者では、不気味な雰囲気やクラシカルな雰囲気を出したいときに使われる。

ハーモニックマイナースケールのダイアトニックコード
Bm - D#m - D - Em - F# - G - A#m-5

続くイントロとAメロのベースの動き『B(Ⅰ)→F(♭Ⅴ)→E(Ⅳ)→DⅢ)』は、Em上のパワーコードのリフと考えるといいだろう。このため、コードは全てBmでベース(リフ)だけ動いている『 Bm→Bm/F→Bm→ Bm/D』と解釈することもできる。

また、このパートで最大のポイントは、F(♭Ⅴ)。この音は、トライトーンになり、1970年発表のBlack Sabbathから使われるメタルの雰囲気に欠かせない音になる。

"音楽に潜む悪魔"と呼ばれたコードの歴史

以下のメタリカのリフでもうっせぇわと同じ♭5の音が使われている。メタリカは、マイナートニック上のリフで、通常のマイナースケールにフラット5度やフラット2度の音を加えて緊張感を出す手法をよくとっている。



Bメロ
| F#/A# Bm | F#/A# Bm | F#/A# Bm | F#/A# Bm |
| F#/A# Bm | F#/A# Bm | Em D | F#m Em D C#m-5 |
| Bm | Bm | 

冒頭のF#/A#は、イントロと同じくハーモニックマイナースケールの5度のダイアトニックコードを分数コードにしたものになる。メロディーでもハーモニックスケールが使われているため、不気味な雰囲気になっている。

サビ
| G F# | Bm D | G F#/A#  | Bm D | 
| G F# | Bm D | G F#/A#  | Bm D |
| G F# | Bm D | G F#/A#  | Bm D |
| G F# | Bm D | G F#/A#  | Bm   |   
| Bm  |   

サビは、Just the Two of Us進行 「Ⅳ-Ⅲ- Ⅵm-I」を使用しつつも繰り返しではなくF#/A#をきっちり入れて不気味さはキープしている。

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